2020.8.31

日仏女性資料センター(日仏女性研究学会)ニューズレター

下段は、会員の林陽子さんの報告です。



2020.8.24

「秋に奏でる世界の民謡」

会員の小林真理さんのコンサートです。

        「秋に奏でる世界の民謡」

 

19世紀後半ロシアで起こった、クラシック音楽界における民族主義の運動はグリンカ、ボロディン、

リムスキーコルサコフらの作曲家に影響を及ぼし、民謡の旋律を含むオペラや交響曲がたくさん作曲

されました。この風潮は20世紀初頭にも引き続かれ、バルトーク、ブリテン、ストラヴィンスキーらが

各自の国の民謡に新しい感覚の伴奏を付けた歌曲を作曲しました。

このコンサートは国は違っても人々の心は同じであることが実感できるノスタルジー溢れる世界の民謡をテーマにした歌曲を歌とハープで演奏します。

 

場所

 

鎌倉生涯学習センター

 

日時

2020年11月7日(土)15:00~16:30

 

チケット代  3000円

お申し込みは  ℡    03-3705-4413 (安江)

        E-Mail  yukominchin@gmail.com

 

小林 真理 メゾ・ソプラノ

田中 恭子 ハープ

 

プログラム

ガルシア・ロルカ       古いスペインの歌

ベンジャミン・ブリテン    イギリスの民謡

モーリス・ラヴェル      2つのヘブライの歌

伊福部昭           アイヌの歌

 

モーリス・ラヴェル      5つのギリシャ民謡



2020.4.13

 

「会員の林陽子さんもメンバーのG7ジェンダー平等諮問会議は、202044日付けでフランスの新聞リベラシオンに、COVID-19ウイルス対策にジェンダーの視点を入れるよう各国政府に呼び掛ける声明文を発表しました。世界中で医療機関の最前線の70%は女性が占めており、医療従事者の安全を守ること、経済封鎖によってより不利な立場に置かれる女性の労働者・自営業者を保護すること、ドメスティック・バイオレンスの被害者を救済することなどが内容となっています。この声明は国連のジェンダー機関UN Womenの公式サイトにも掲載されております。」

右記が和訳になります。

 

G7よ、起ち上がれ!――並外れた時には並外れた連帯が必要

G7ジェンダー平等諮問評議会の声明)202044日 仏紙リベラシオン掲載

 

絶望的な時には、大胆で断固としたリーダーシップが必要です。新型コロナウィルスは世界共通の課題であり、かつてないほど、私たちの相互依存が必要なことを示しています。

私たちは今、あらゆる人に影響を及ぼし、最も脆弱な人びとに新たなリスクをもたらす前例のない健康危機を経験しています。根深いジェンダー不平等のために、世界中の女性と少女も新型コロナウィルスのパンデミックをさまざまに経験するでしょう。2018年と2019年のG7ジェンダー平等評議会のメンバーである私たちは、G7各国に対し、女性が直面する特定の課題に対応し、世界中のジェンダー平等と女性の権利の悪化を防ぐための共同緊急行動をとるよう強く要請します。

私たちは、すべての政府に対し、この危機にジェンダーの側面を考慮に入れるよう要請します。男性はこれまでのところわずかに女性より影響を受けていますが、女性は世界中の医療および社会福祉サービス従事者の70%を占めており、危機の最前線にいて、より大きなリスクにさらされています。女性たちはまた、営業停止された小売業およびサービス業における低賃金就労者の大半を占めており、この危機の最中もその後も、経済的にさらに脆弱な状況に追い込まれます。

新型コロナウィルスの大流行と外出制限の措置は、特に世界中の女性と子どもに対する家庭内暴力の顕著な増加をもたらしています。女性の基本的な性と生殖に関する権利とサービスは、劇的に縮小しました。すべての少女に教育を保障する取り組みは後退しています。紛争地域の女性や、難民や国内避難民のキャンプで生活する女性たちは、最悪の条件でウイルス感染にさらされています。女性たちは保護を必要としています。私たち全員にさらなる連帯が求められます。

 

第一に、G7ジェンダー平等諮問評議会は、医療やソーシャルワーカーを支援するために特別な措置を講じ、必要な機器や病院近くの住宅の確保など、危機の間に適切な労働条件を提供する責任がG7リーダーたちにあると断言します。

第二に、ドメスティック・バイオレンスをうけている人びとを保護するための特別な措置をとることは緊急かつ不可欠です。政府は、すべての第一対応者に効果的なトレーニングを行い、緊急避難所を増設し、加害者を直ちに家から切り離し、ヘルプラインへの支援を提供すべきです。

第三に、政府は、ジェンダー平等が教育の取り組みの中心に据えられるよう確保すべきです。学校閉鎖は、とりわけ最も貧しい少女にとって、すでにあるジェンダー不平等をさらに悪化させます。政府は、すべての少女が学習に参加できるようにし、学校再開を計画する際にはジェンダーへの配慮を織り込み、学習支援の約束を履行しなければなりません。

第四に、私たちは、政府に、中絶、母性の健康および出産前・出産後のケアを含む性と生殖に関する保健サービスへのアクセスを保障するよう要求します。数百万もの人びとが失業と経済的絶望の淵にあるこの危機の時に、私たちはまた、少女および女性のために、生理用品と近代的な避妊製品を無料で提供するよう要求します。

第五に、伝統的に女性が担ってきた介護や家事の50パーセントを男性も担うよう奨励する政府の公のメッセージが必要です。

最後に、政府は、医療専門家や政策立案者が有効な保健対応および社会経済的対応ができるよう、危機における男女別のデータを提供するべきです。

 

世界各地で危機的状況が高まるなか、もし私たちがほんとうにすべての人の命を救い、健康、福祉、尊厳を実現したいと望むのならば、少女と女性を、地域、国および世界の緊急対応の意思決定、社会的・経済的復興の取り組み、そしてパンデミック後の保健制度の強化方法に含め、その中心に置かなくてはならないことは明らかです。まさに今、女性たちが戦いの最前線にいるように。

国際的な調整と連帯、とりわけ私たちの社会で最も弱い立場にある人びととの調整と連帯がなければ、この致命的なパンデミックは、とりわけ医療制度がもろく、不均等な配分をうけ、貧困に無力にさせられているところにおいては、途方もない犠牲を強いることになるでしょう。この困難な瞬間は、人びとの命を守り権利を守る呼びかけをしているだけではありません。私たちの共通の失敗に向きあい、そこから学び、より健康で豊かで平和なジェンダー平等の世界を構築する機会でもあります。この緊急時は、並外れた人間中心主義のリーダーシップ、外国人嫌悪や性差別や経済中心主義から解放されたリーダーシップを求めています。今、すべての人- 女性、男性、公的セクターそして市民社会セクター-の行動が求められています。 私たちの人間性がこの暗闇の時代を照らしだすにちがいありません。

 

2018年・2019年G7ジェンダー平等評議会メンバー

(和訳 反差別国際運動日本委員会)



2019.12.19

「古刹で薩摩琵琶を聴く!」

湘南日仏協会会員の坂麗水さんの薩摩琵琶の演奏です。



2019.11.22

「旧村上邸で振り返る村上梅子、その人生」

村上梅子さんの半生の講演会のご案内です。

湘南日仏協会会員の坂麗水さんの薩摩琵琶の演奏があります。

 



2019.11.15

「ジェンダー平等、飛躍の2020年」

フランス政府により任命されたG7ジェンダー平等諮問委員会委員の、湘南日仏協会会員の林陽子さんが登壇します。

 



2019.9.9

「お洒落なフランスオペラのコンサート」 小林真理と若い歌い手たち

湘南日仏協会会員の小林真理さんのコンサートです