映画「沈黙のレジスタンス」の紹介です

マルセル・マルソー（1923-2007）。パントマイムの神様と呼ばれ、その生涯をマイムに捧げた希代のマイム役者です。

けれど、彼が第二次大戦中レジスタンスに身を投じながらも、ナチスから逃れて
生き延びたことを知る人は少ないでしょう。

自ら戦争中の出来事を多くは語ろうとはしなかったマルソーですが、その若き
日の彼に焦点を当てた映画が、今回ご紹介する「RESISTANCE　邦題　沈黙の
レジスタンス 2020年製作/120分/アメリカ・イギリス・ドイツ合作）」です。
激化する大戦の緊張感の中、パントマイムを通じた子供たちとの心あたたまる
　映画公式サイトのフォトギャラリーから　　　　交流や人々の生活などが生き生きと描き出されます。

戦後本格的に活動を開始したマルソー（写真右）は、世界中で公演を重ねて
その名声をとどろかせ、また、パリ市の国際マイム学院の芸術監督に就任して後進の指導にあたりました。

因みに、現在マイムパフフォーマーとして活動中の、当会会員の沢 のえみ氏は

この学院のディプロマ取得卒業生、マルソーの直弟子です。

在仏会員である小林真理氏のリサイタル「Operettes de Bel Epoque」が開催されます

2021年10月31日（日）鎌倉生涯学習センターホールにて、小林真理リサイタル実行委員会主催、当協会後援で開催されるリサイタル「ベル・エポックのオペレッタ　―小林真理と若い歌い手たち」（第16回鎌倉芸術祭参加）に出演の為、在仏会員の小林真理氏が久し振りに来日します。
ピアノは同じく当会会員の牧野縝（マキノサオリ）氏です。

フランスのベル・エポック、19世紀後半から第一次世界大戦までの役25年間に
フランス経済や芸術は目覚ましい発展を遂げ、パリの人々の生活は華やかになりました。

この時代を彷彿とさせるオペレッタの数々をお楽しみください。